ハナミズキ(花水木)
別名:アメリカヤマボウシ、英名dogwood
4月下旬から5月上旬に白色やピンク色に色づきます。
但し花のように見えるのは総苞で葉が変形したもの。中心が花になります。直径5mm程度の目立たない花が集合して、順次開花します。
ハナミズキといえば一青窈さんの歌では5月に咲く「薄紅色」のハナミズキがうたわれています。
総苞のことを花とうたっていたのですね。
この花が日本に入って来たのは大正4年。
明治42年に当時の東京市長がアメリカにサクラを贈った返礼として日本に贈られました。
アメリカではメイン州やバージニア州で春の終わりに開花。特に南部山岳のブルーリッジ山脈(Blue Ridge Parkway)などで野生のハナミズキの花を見ることができるそうです。バージニア州とノースカロライナ州の州花にもなっています。
そういえばジョン・デンバーが歌ったTake Me Home, Country Roadsの冒頭では、ウエストバージニア州の風景のひとつとしてブルーリッジ山脈が挙げられていました。実際にはブルーリッジ山脈はウエストバージニア州にはかかっていない、とのこと。
ハナミヅキは街路樹などでもよく見かけるようになりました。
今年見かけたハナミヅキ
目黒から恵比寿にかけての並木道は
白いハナミズキが8分咲き
日比谷公園も多くの白いハナミズキが見られます
下のネモフィラとあいまって涼やかな初夏の風情です
ハナミヅキの香りについて言及されている方のブログも拝見したのですが
近づいても香りがする・・・というイメージがありません。
ハナミヅキをテーマにした香水やお線香などがありますが、
生の花はどんな香りなのでしょうね。
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